朝起きる才能

朝起きるのが苦手です。

寝起きは意思の力をほとんど使うことができません。眠い,体がダルい,布団が心地よい。感じたことを全面的に認めてしまいます。だから時間も気にせず二度寝を始めます。起きたら午後になっています。生活をスタートさせる時間がとにかく遅いです。

秋というやつでしょうか,起きたら寒いです。起きるのがつらい時期に突入していました。

私は起きるのが苦手です。それでも,用事がない午前中に起きることができるようになってきました。二度寝してしまったとしても,お昼頃までに布団から脱出できるようになりました。

なぜ,起きれるようになったかというと,早く寝ようと意識する。目覚ましを朝の9時にセットしているから。それだけです。

「できることからコツコツと」という言葉がありますが,無理のない範囲でやれることをやる。すると苦手なことが少しづつできるようになりました。

とは言っても,自分ができることを設定することは,実は難しいかもしれません。私にとってのやれることはレベルが低すぎて理想や常識から外れていることが多いです。私は小学生でも当たり前にできる事が出来ません。

情けないけれど,無理なことは無理なんです。だから自分がやれることからやっていこうと思います。それにやれることに挑戦して良くなろうとする気持ちは心の中にある高貴な一面に思います。健康な心の動きだと思います。

午前中に生活していて気がついたことがあります。午前中はクリエイティブで無心に作業に打ち込むことが出来ます。あまり雑念がありません。考えすぎないで済みます。面倒なことほど午前中にやっておきたいと思いました。


これまで朝起きれないと書いてきましたが,環境が変えれば,朝起きることは現実的に出来ます。でもそれは重大な用事があったり,起きれないことで誰かに迷惑をかけてしまうと思うからです。恐怖を感じて起きています。悪夢で目覚める感覚と似ています。当然,起きられても気持ち良くないです。なので,朝起きのが苦手なんです。朝起きることが自然にできません。

朝起きて清々しい朝を迎える。それが理想でしょうか。でもそんな清々しい朝を迎えたことは人生で2回しかありません。私には起きる才能がないと思う。それでも朝起きる才能がなくても自分なりにやれそうなことをこれからも挑戦していきたいと思います。

恐怖を感じないで起きられたことを喜ぶ。スッキリ起きられなくてもいい。眠気を感じながらでいい,ぼんやりと,お湯を沸かしてコーヒーを飲む。だんだん覚醒してきて生活を始めることができる。

それが理想です。