精神分析2コマ劇場「主体的で対話的なゼミ」

人物紹介

先生
人物像:分析と考察が好き。精神分析の誤解を解きたいと思っている。


生徒
人物像:先生の問いに瞬時に回答できる秀才だが、あえて考察の余地を残す。思いやりのある人。天才。




先生の英国的なゼミ

今年は優秀な生徒がゼミに入ってきたので先生はウキウキしていた。

生徒は熱心な指導に感謝し、先生のことを心から尊敬するようになった。

ある日、先生の抱える難問を解いてしまうと先生のウキウキを奪ってしまうことに気づいた生徒は主体的で対話的に関わっていこうと決心を固める。

英国式のゼミは対話形式で進んでいく。


主体的で対話的なゼミの記録

先生
「生徒君。パスタは醤油派? コショウ派?」

生徒
「いやそれ、オリーブオイルでよくないすか?」




先生
「上場企業の内定なんか辞退しなさい。そうだ、精神分析家になってみないか? 私公認の弟子なんだから年収1億プレイヤーだって目指せるよ!どう?興味ない?ーーえ!?まぁ、確かに、恥ずかしながら私は揚げ物ばかり食べてて本調子ではない日もあるよ。あっふーん、そうか、君は私が未熟な分析家だと解釈しているわけか、とほほ。」

生徒
「いやそれ、オリーブオイルでよくないすか?」


先生
「サラダドレッシングってなんで高いんだろう。補充も地味に面倒だよね。生徒諸君も奨学金で大変だろうにドレッシング代までねぇ・・・」

生徒
「いやそれ、オリーブオイルでよくないすか?」


先生
「就活?っていうのかな、私はやったことないけど大変だね。面接では『私は円滑油のような人材です』と答えるといいって貴婦人から教えてもらったよ。生徒君を応援してるよ。あと、困ったら私の研究所に就職すればいい。君のポストはいつでも空けておく,年収5000万を約束するよ。」

生徒
「いやそれ、オリーブオイルでよくないすか?」


]

先生
「煙草♪ 興味ない? 吸ってると貴婦人にモテるんだよね。ぷは~ 煙草辞められないわ~」

生徒
「いやそれ、オリーブオイルでよくないすか?」


]

先生
禁煙外来かぁ」

生徒
「いやそれ、オリーブオイルでよくないすか?」


先生
「リビドーはエロじゃないんだって何回も言ってるのに、みんなリビドーはエロだと勘違いしちゃった・・・まぁエロっちゃエロなんだよね。でも、リビドーとして伝えたいわけ。どうすれば円滑に伝わるだろう。この世紀の難問を一緒を解決しないか?」

生徒
「いやそれ、オリーブオイルでよくないすか?」


先生
「なんか最近調子いいんだよね~。リビドーの誤解も解けたし家族関係も円滑になったよ。もしかして生徒君のおかげかな。我がゼミにとって君は円滑油のような人材だよ。Toda(ありがとう)!」

生徒
「いやそれ、オリーブオイルでよくないすか?」