彫刻教室でつくった人形とHow toを紹介する記事です。
人形
兜
以下、彫刻教室で学んだ内容を筆者なりにまとめたものです。
人形彫りで使う道具
人形作りで使用した木材のサイズ
人形の木材の寸法(3.5cm×3.5cm×30cm)
兜の木材の寸法(4.0cm×4.0cm×30cm)
Amazonで買えるヒノキ参考
木 木材 角材 ブロック ひのき 桧 国産 【 40 × 40 × 40 ㎜ 節なし 4本セット 】
よく使う彫刻刀
- 平刀 (18mm)
- 印刀 (6mm,12mm)
- 丸刀(お好みのサイズ)
- 三角刀 (お好みのサイズ)
ハイス鋼彫刻刀について
https://www.michihamono.co.jp/c/item/gr1/c12
固定して彫るための作業板
版画作業板 しな合板両面 中 300×300×9mm
人形の着色で使用する水彩絵の具
ターナー色彩 アクリルガッシュ 24色スクールセット AG24C 11ml
How to
手順1. 木を人形の形に切り出す
- 彫りたい人形の形を鉛筆などで木の面に描いていく(精密に彫りたい場合、すべての面にスケッチを描写する)
- ノコギリで木の向きの等間隔に横線を入れていく(手持ち刀のサイズが12mmであれば切り込みの間隔は12mm以内にする)
- 木材の前面と横面のスケッチに届くまでノコギリで線を入れる
- 外側の木は平刀で切り落として処理する
手順2. 人形のシルエットを彫り込む
- 上面から見て潰れた八角形の形になるように彫る
- 四方の角を20度から30度の角度で深く面取りする
- 体の内側のパーツを面取りする際は鋭角に深く彫るor溝を作るように掘る
手順3. 彫って溝を作る
- 形に合わせて印刀(細かい)や三角刀(均一に)を使い分ける
- 溝の断面を綺麗に彫りたい時は三角刀を90度に立てて刀の片側だけを当てて彫るようにする
手順4. 人形のシルエットを調整
- 木材の特性を把握するために水につけて乾燥させて木の浮きや凹凸がないかチェックする
- 全体のバランスを整え始める時は大きく残っているパーツから小さくしていく
- 体の凹凸や丸く凹みを彫る場合は丸刀を使う
- 人間のシルエットや姿勢を参考にしながら彫り込んで、筋肉、表情、向きなどを付け加えられるとGOOD
- ロボットのように見える場合、人間の姿勢や肩と腕の連動、腰と腕の関節等を意識する
手順5. 着色前の調整
木のササクレや溝に生じた木くずは印刀や三角刀でV字に切り込みを入れて取り除きます。
バランスを整えるために人形の首周り、肩のライン、腕を彫って薄くするなど、より良くするために彫れる場所がないか考えます。
手順6. 着色
- 人形全体を水に浸ける
- 柔らかくなった面を彫って表面を面を滑らかにするor研磨
- 着色前に人形を乾燥させる
- アクリル絵の具と筆を使って着色していく
- 色ムラは濡らした布で伸ばして均一にする
感想
彫刻教室に三回通って人形を作ることができた。製作時間は計18時間でした。これからもカルチャーセンターに通って彫刻の腕を磨いていきたいと思います。