キャッシュアクセラレーション

ハードディスクはSSDキャッシュによってアクセラレーションされている。

SSDキャッシュは、データの書き込み速度と読み取り速度を劇的に向上させる。キャッシュをHDDに追加すると、ランダムな書き込みとランダム読み取りIOPSが大幅に向上し,待ち時間はゼロに近づいていくという。

それを知ってからSSDキャッシュを有効にする。数日経つと満足できなくなってきた。キャッシュされているはずのデータ転送でも普通に遅いと感じる時がある。

SSDキャッシュが効いているか確かめるためにCrystalDiskMarkでPCとNASのストレージ性能を調べてみることにした。

Windows PCの計測結果

NASと比較するためにPCのストレージも計測する。

テスト対象: WD Blue SN550 NVMe SSD 1TB

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早い。他の速度と比較するとランダムreadは弱い。

Synology NASの計測結果

CrystalDiskMarkをパソコンから有線LAN(1Gbps)でNASのフォルダに対して実行した。

モデル: Synology DS1621+
メモリ :8GB
HDD:Seagate IronWolf 6GB*3[SHR]
SSDキャッシュの設定:非純正SATA SSD(256GB)を読み取り専用キャッシュとして120GB割当

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十分早い。

でも,ランダムアクセスで途端に弱くなるのはSDキャッシュが十分に機能していない証拠だと思うんです。

参考

Synology Contacts | Synology Inc.

NASのSSDキャッシュが遅い!? 使用領域をディスク容量の半分ぐらいに抑えよう! | WorkToolSmith