不注意で早起き

秋の終わり頃,部屋を舞う埃を初雪と見間違えて候。

朝4時に祭りの奇妙な高揚と恋する気持ちを誤って掛け合わせてしまったような夢を見た。二度寝して目が覚めると内容は忘れた。

紅茶を淹れてから今日も彫刻を進めた。像の腕の形をはっきりさせようとしてたくさんミスをした。

蚤の刃が欠ける事故も起きた。鋼の刃が板チョコみたいにパキッと小気味良い音を立てて割れた。私は欠けた蚤の刃をじっと睨んでみた。

今日やろうとしていたことをお昼前に終えてしまい,戸惑った。