元気か

日々、日記を書いていると自分の元気がない期間がなんとなくわかるような気がする。とりあえず、毎日が元気ではないな、と。

元気がなくなったって別にいいじゃんと思われるかもしれないが、元気がなくなってくると困ることもある。本格的に元気がなくなってくると小説も映画の内容もまるで頭に入ってこなくなる。どうでもいいことでなぜか悩む。娯楽が楽しいと感じなくなる。時間だけが無為に過ぎていく。それを苦痛に感じる。

元気かどうか確かめるために映画を観ようとすることもある。いや、無理して映画なんて観なくてもいいじゃんと思われるかもしれないが、なにもしないで過ごすこと、それはそれで虚しいと思う。かといって、観たい映画は特にない。

悶々と、そうやって、悶々としていた時にラジオを聴いていた。『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』という映画の話題が出てきた。私はバードマンという単語を聴いた瞬間、直感的にこの映画を視聴することを決めることができた。

映画を観てみると、登場人物たちの口論と騒音と憂鬱と思い込みとが、スクランブルエッグのようにグチャグチャに描かれていて終始、面白い映画だった。

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