プラスマイナスゼロ日常

ある本に刺激少ない日常を送ったほうがいいと書いてあったことを思い出す。

それを実践しようとしてきた。しかし、日常でプラスもマイナスもないほうがいいという意味なのか、一日のプラスとマイナスを合計でゼロにするという意味なのかわからないでいる。

最近、新しい習慣を身に着けた。それが日常のプラスとマイナスを増幅させてしまうということに気づく。

私はイラストをSNSで高頻度で投稿するようになった。すると、いいねって言われたりよくないねって言われたりして評価されるようになった。その反応が極端だったりするからいちいちびっくりしている。絵の批評には中間みたいなものはあまりないように感じている。刺激的だ。

また別の日常。

いいちこシルエットという焼酎が美味しいと気がつくと毎晩お酒を飲むようになった。水割り一杯を飲み終える頃には酔い始めて感情の起伏が激しくなっている。喜びも倍増するが悲しみや負の感情も倍増させてしまう。結局、酒に振り回されている感じがなんだか極端だなと感じた。

刺激が少ない日常というのはプラスの幅もマイナスの幅も少ない日常という意味で使われているだろう。それは知っている。私はそれから目を背けた。