正体不明の不安をかき消すために
気分はどんよりして、脳内の天気は曇り空が広がっております。
酒を飲みすぎて体調を崩して気分が沈んでしまうようになりました。なにか考え出すたびに、将来の不安に駆られてしまうよう状態になり、悩みすぎて胸が苦しくなってしまうこともありました。
これまで不安に陥って悩むことはありましたが、不安が消えるまでやり過ごすことだけを考えていました。今回はあえて、学生としての義務を果たすことを意識して行動していました。そうしている間は不安に振り回されずに済みました。
不安をかき消すために、オンライン講義を受けたりレポートを書くわけですが、気分は最悪でも身体は動かせたので不思議と集中力を発揮して取り組めていました。
これまで、正体不明の不安に対してできることがないと思っていましたが、不安だとしても義務を果たすことで、気持ちを保てたり、達成感を得ることができ、自分で自分を労うことができると思えたことが発見でした。
最後に、不安に振り回されて厄介なものだと考えてしまいがちですが、不安は危険を予測する知能によってもたらされているという考え方もできます。
不安はリスクの察知や判断の際に必要不可欠な感情だとすると、不安を消す、不安をコントロールする、不安=悪、といった考え方は不健康にも見えてきます。不安を感じるからこそ人間なのかもしれないし、人間として生きる限り不安に振り回されることは避けられないということなのかもしれません。