春か排熱

朝起きて時刻を確認する。4月になってからというものの,外の景色はより一層と晴れ晴れとしているように感じたし,アスファルトの上を差す暖かな陽光と桜の花びらがひらひらと舞っていようとも寝起きは最悪な気分だった。

室内の温度は24時間稼働しているパソコンの排熱によってサウナのようになっているようだった。ハードディスクからはガリガリとした異音が鳴っていて,そこに憂鬱さを感じることもあった。それよりも先にと,急ぐように電話をかけ,体調不良のため欠席したい。1ヶ月くらいしっかり休みたいと伝える。すると気が楽になった。

4月に入ると室温は30℃を超えるようになった。不意に突然,布団カバーを取り替えようと思える気力が湧いてくるようになってきた。調子は戻りつつあると感じる。